製造工場の紹介

沖縄長生薬草本社の一貫製造で支える「安全」と「品質」

一貫製造で支える「安全」と「品質」

当社では、薬草の乾燥から製品化までを自社で一貫して行い、厳格な衛生管理のもとで高品質な製品を製造しています。

第一次工場では乾燥工程、第二次工場ではブレンド・粉砕・殺菌・包装などの製品化工程を担い、金属検査・菌検査などの品質確認も実施。国際規格「ISO22000」認証を取得した環境のもと、安心してお使いいただける製品づくりに努めています。

原料の取り扱いから包装に至るまで、すべての段階で人の目と確かな技術を活かし、品質を守り抜いています。

この徹底した体制こそが、「安心して飲める薬草製品」を支える基盤です。

■ 第一次工場 ― 自然の恵みを損なわない乾燥技術

収穫された薬草はまず、第一次工場へ運ばれます。ここでは「乾燥工程」が行われます。薬草づくりにおいて、この工程は最も重要な過程のひとつです。

薬草に含まれる有効成分を守るためには、単に水分を抜くだけではなく、温度を精密にコントロールしなければなりません。当社では、植物の種類や部位に応じて乾燥条件を細かく設定し、香りや色、栄養価をできるだけそのままの状態で保持できるよう努めています。

乾燥作業はすべて清潔な環境で行われ、工場内は衛生基準に基づいて管理されています。
作業スタッフは専用の制服・帽子・マスクを着用し、手洗いや消毒を徹底。異物混入を防ぐための管理体制を構築しています。乾燥後の薬草は、外観を検査し、基準を満たしたものだけが次の工程へと進みます。

第一次工場の使命は、自然の恵みを損なわず、「素材の質を守る」ことです。
ここでの一手間が、最終製品の品質を大きく左右します。私たちはこの工程を、決して機械任せにはしません。熟練の感覚と経験を大切にし、毎回、微調整を行って徹底監視しています。

■ 第二次工場 ― 製品化へのこだわりと技術

■ 沖縄長生薬草本社の第二次工場 ― 製品化へのこだわりと技術

乾燥を終えた薬草は、第二次工場へと移されます。ここでは、「製品化」のための複数の工程が行われます。選別、ブレンド(配合)、粉砕、殺菌、錠剤化、包装、金属検査、菌検査。これらの一つひとつに明確な基準と手順があります。

まずは選別工程。人の目と機械によるダブルチェックで、異物や不良原料を徹底的に除去します。

次に行われるブレンド工程では、薬草の種類ごとの特徴や効能を考慮し、香り・味・成分のバランスを調整します。長年の経験をもとに設計されたブレンド比率により、飲みやすく、効果的な製品を生み出します。

続く粉砕工程では、製品の用途に応じて粒度を調整。細かい粉末から粗挽きまで、目的に合わせた加工を施します。また、錠剤タイプの商品は、飲みやすさや携帯性を重視し、独自の製法で成形しています。

包装工程では、品質を保ちながら長期保存が可能な包材を採用。デザイン性と安全性の両立を目指しています。その後、金属検査や菌検査を行い、最終チェックをしております。

すべての製造ラインは、空気中の浮遊物や微生物の侵入を防ぐために清浄度が管理された環境で稼働。機械の洗浄、器具の滅菌、スタッフの衛生管理を徹底し、「清潔な工場=安心の製品」という信念のもと運営しています。

ISO22000認証取得 ― 世界基準の安全体制

当社の第一次工場・第二次工場では、国際規格「ISO22000」を認証取得しています。

ISO22000とは、食品安全マネジメントシステムの国際基準であり、「原料の受け入れから製品出荷まで、すべての過程で安全が確保されていること」を示すものです。

この認証を取得するために、当社ではHACCP(危害要因分析)に基づく徹底した管理体制を導入。薬草の乾燥・粉砕・混合・包装など各工程で発生しうるリスクを分析し、あらゆる危険を未然に防ぐ仕組みを構築しています。また、従業員全員が品質・衛生・安全に関する教育を受け、常に最新の基準に沿った業務を行っています。

■認証規格:ISO22000:2005

■認証取得日:2018年 1月12日

■認証機関:一般社団法人 日本品質保証機構(JQA)

■登録事業所:有限会社 沖縄長生薬草本社

■ 沖縄長生薬草本社の取り組み

ISO22000の基準に沿って以下のことも管理しています。

  • 作業員の衛生管理(手洗い・着衣・体調チェック)
  • 製造室の温度・湿度・清潔度の管理
  • 異物混入防止対策
  • 機械・器具の定期点検
  • トレーサビリティ(製品の履歴管理)

これらを徹底し、万が一のリスクにも迅速に対応できる体制を整えています。

また、年に一度、第三者機関による監査を受け、定期的に外部監査や検査を実施し、基準を維持・更新。このような取り組みにより、製品は常に一定の品質と安全性を保ちながら市場に出荷されています。

一貫製造が生み出す「信頼」

当社の強みは、原料の受け入れから製品化、出荷までをすべて自社で一貫して行う体制にあります。この体制をより強化するために、2003年に「農事組合法人 沖縄長寿薬草生産組合」を設立しました。

外部委託に頼らないからこそ、すべての工程で目が届き、責任をもって品質を保証できます。
それは同時に、お客様にとって「安心できるブランド」であることの証です。

私たちはこれからも、薬草の可能性を追求しながら、「安全・安心・高品質」を守る工場として、信頼される製品づくりを続けてまいります。