自社農園で育む ― 目に見える薬草づくりへの拘り

当社では、創業以来「薬草を源に、人類の健康の為に技術と真心で奉仕する」という理念のもと、沖縄の自然と共に歩んできました。

現在、沖縄本島から宮古島にかけて約42,000坪におよぶ広大な自社農園を有し、地域の契約農家とともに、沖縄の伝統薬草を中心とした多品種の栽培に取り組んでいます。

主な栽培品目は、春ウコン・紫ウコン・白ウコン・沖縄皇金(おきなわこうきん)をはじめ、ヨモギ、クミスクチン、グァバ、マンジェリコン、ドクダミ、ハトムギ、レモングラス、ギムネマシルベスタなど、多種多様。沖縄の温暖な気候と肥沃な土壌を活かし、島々それぞれの風土に合わせた栽培方法を確立しています。特に宮古島では、日照とミネラル豊富な土壌が薬草の力をより一層引き出し、品質向上に大きく寄与しています。

目に見える栽培

私たちは、「目に見える栽培」を何よりも大切にしています。

薬草は人の健康に関わるものだからこそ、どんな環境で、どのように育てられているかが明確であることが重要だと考えています。そのため、土づくりから水まき、雑草取り、刈り取り、採取に至るまで、すべての工程を自社および契約農家で丁寧に行い、スタッフが日々現場に立ち会いながら、ISO22000の品質基準に基づいて徹底管理しています。

また、当社の農園では一切の農薬を使用していません

自然の力と人の手だけで、健やかに育つ薬草づくりを目指しています。雑草が生えれば人の手で抜き、害虫が発生すれば自然由来の方法で対処する。手間と時間はかかりますが、その分、安心して口にできる品質が守られています。

長年、このような活動をしていましたら、第44回農林水産大臣賞名誉賞受賞
同年、農水祭天皇杯を授与されました。薬草では日本初のことです。

天皇杯

収穫後も徹底管理

収穫後の工程も徹底管理しています。刈り取りから洗浄、乾燥、選別、加工に至るまで、ISO22000(食品安全マネジメントシステム)を取得した自社工場にて一貫して行い、安全性と品質の両立を実現。一部製品については有機JAS認定も取得し、国内外のお客様から高い信頼をいただいております。

薬草は、自然と人の手が織りなす「いのちの産物」です。だからこそ、私たちは「見える栽培」「見える製造」「見える品質」を大切にし、消費者の皆さまに安心してお使いいただける製品づくりに努めています。

沖縄の恵まれた自然環境のもとで育まれる薬草たちが、皆さまの健やかな暮らしと笑顔を支える存在となるよう、これからも誠実なものづくりを続けてまいります。